2011年08月01日

BSプレミアムシアターABT「ドンキホーテ」

シムキンと加治屋さんのドンキホーテ、賛否両論のようですが、加治屋さん、細い体ながらもパワーがあってよかったと思います。
ジャンプは高くてダイナミックだし、脚も上がるし、トゥバランスも長かったです。
回転系も、3幕のグランフェッテは、最初脚を90度に上げるのを綺麗に見せて、その後は、1回ごとに体の方向を少しずつ変えていく技を披露していました。
なかなかのテクニシャンです。
TVで見ると表情が良く見えるのが面白いですが、演技もこまかくやっていました。

ただ、第2幕の森のシーンで、やたら歯をむき出してニコニコ踊っているのは違和感がありました。
あそこは、ドンキホーテの夢のなかですから、もっとこう、神秘的な表情を浮かべて欲しかったです。
そういえば、加治屋さんはいつも踊っている時口が開いて歯が見えているので、そのせいでしょうか。もう少し閉じぎみの方がここは良かったかなと。
もう少ししっとりと、姫オーラを感じさせて欲しい。
何といっても、森の女王のパールトが美しすぎますから。

加治屋さんが悪いというよりも、むしろ、相手役のシムキンとの釣り合いが取れていないように感じました。
シムキンよりも身長の高い、もっと男らしいダンサーとだったら、加治屋さんの良さがひきたったように思います。

シムキンは、ソロはさすがにうまくて、う〜ん、うまいっと恐れ入りますが、サポートは、頭上リフトでぐらぐらしたり、サポートピルエットが傾いたり課題満載。
見た目が少年っぽすぎるのも、ドンキではマイナスなので、せめて髪を暗い色に染めたらいいのでは?
サポートがヘタだから、吉田都さんみたいな人と組んで勉強させてもらったら?

BSプレミアムシアターでは、このABTのドンキの後に、サンクトペテルブルグ白夜祭の放映をしていて、ちょっと見ましたが、コンダウーロワの「火の鳥」が素晴らしかったです。


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2011年07月30日

清水健太さんの動画

今週は地元のバレエスクールの公開レッスン(発表会)を2回観に行きました。
ベビークラスや支部を合わせると500人ぐらい生徒さんがいるらしく、6回に分けて行うんです。

ゲストは新国立劇場バレエの寺島まゆみさん、八幡顕光さん、Kバレエの清水健太さんです。
八幡さんは乃羽バレエのプリマ、志摩李々子さんと海賊のグランパを踊りました。
お二人とも小柄なのですが、舞台だとそれを全然感じさせないダイナミックな踊りで良かったです。

寺島まゆみさんと清水健太さんは眠りのグランパを踊りました。
実に見目麗しいお二人で、まゆみさんはキッラキラに輝いていました。
清水さんはもともとサポート上手ですが、二人のパートナーシップはコジョカル&コボー並に素晴らしくて、まゆみさんはとても気持ちよさそうにリフトされていました。

清水さんと言えば、最近はロサンジェルスバレエのゲストプリンシパルとして踊っているようです。
こちらで、ジゼルのアルブレヒトを踊っている所がちょっと見られます。


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2011年07月11日

クレールマリ・オスタのインタビュー

チャコットのWEBマガジンDance Cubeで、来シーズンでオペラ座を定年退職するエトワールのクレールマリ・オスタのインタビューが載っていました。こちら
ニース育ちで、12才の時タップダンスのフランス・チャンピオンに選ばれたこと、オペラ座バレエ学校へは最終学年になってから入ったこと、そのためオペラ座に対しての感情は、オペラ座育ちのダンサーとは違う事、ニコラとの関係…等々、興味深い内容です。

その中で、「舞台に出る直前、何を思いますか」という質問への答えが面白かったので転載します。

ここから先は言葉の世界ではないということですね。よく、たとえにするのは飛び込み。
飛び込み台から空に身体を投げるとき、その人はすでに身体を包みこむ水を感じてるんですね。そういう感じ。
舞台に出るまでは、多くを考慮し、多くの本を読み・・それが突然、知の世界のことではなくなり・・・舞台にでる直前は、別の空間に入りこむ感じです。
眼をくらませるような強い光の中に入ってく感じ。胸の鼓動だけが感じられて・・。
それはどの役でも同じです。
私であることに代わりはないのだけど、鏡の向こう側にすーっと入ってくような・・パラレルワールド? そうね。同僚ともときどき話すのだけど、どことなくサイエンス・フィクションのようなんです。




舞台に出るのは、飛び込み台から空中へジャンプする選手に似ていて、その人はすでに体を包み込む水のことを感じている…


なるほど。とても解りやすいながらも、素敵で詩的な表現だと思いました。


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2011年07月09日

草刈民代&周防監督ロング・インタビュー

映画「ダンシング・チャップリン」について、ほぼ日刊イトイ新聞で、草刈さんと周防監督を迎えてロング・インタビューをしています。
こちら

日本のバレエ界の現状についての話は興味深いです。
私はまだ「ダンシング・チャップリン」を見ていないのですが、このインタビューを見たらますます見たくなりました。
9月23日にDVDも発売だそうです。

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2011年07月08日

水香さん〜〜ルシア・ラカッラのコッぺリア

本日(7/8)読売新聞夕刊に、上野水香さんの記事が載っていました。

「バレエを辞めたかったんですよ。一昨年から昨年にかけての冬、バレエ界での私の価値が分からなくなり、自分がいようといまいと変わらないのではと思った。踊ることも、舞台に立つことも大好きなのに、それだけでいいのかと疑問に感じた」

東京バレエ団に入って主役を次々に踊りプリマとしては順調だったと思いますが、辞めたかったとはびっくりです。2009年から10年にかけての冬というと、バヤデールの東バ初演の後ですかね…

その後、マラーホフが来日した時に悩みを打ち明けたら「君は偉大になるんだから辞めてはダメだ」と止めてくれて、その後も顔を合わせる度に「僕もそうだった」「辞めるのは簡単でしょう」「停滞していてもポンと上がることがある」と説得してくれて、そのうちに水香さんも、「私にしか出来ないものを追求するべきだと考えるようになりました」という事です。

マニュエル・ルグリは来日するたびに色々な事を教えてくれて、「トウシューズの柔らかさや、堅さ、それに合わせた踊り方など、私のグレードに合ったアドバイスをくださる」そうです。

ルグリ…男なのに、トウシューズの事についてまで教えられるとは、恐ろしい男!
水香さんのあのブカブカのトウシューズを見るに見かねてのことかもしれませんが…
最近は彼女のトウシューズも以前ほど気にはならなくなったのは、ルグリのおかげだったのでしょうか。

マラーホフは水香さんのことを気にかけていてくれるんですね。
確かに、彼女の日本人離れしたプロポーションと脚や手の長さとラインは、見ているだけで圧倒されるものがあります。
だから、古典じゃなくて、もっと彼女に合った演目を踊るようにしたらいいのに。


上の話とはまったく関係ないですが、You Tubeでルシア・ラカッラの踊る「ローランプティのコッぺリア」を見つけました。いやはや素晴らしいです。
ルシア・ラカッラも水香さんと同じく8頭身、いやもっとすごい9頭身ぐらいの宇宙人タイプ。
このコッぺリアは新国立劇場で上演したもののようです。
相手役のシリル・ピエールとはもう別れちゃって今は別の男性とカップルらしいです。
水香さんも、この作品なら似合いそうです。

その1  その2


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2011年07月07日

新国立来シーズン情報

新国立劇場バレエのサイトで、来シーズンのダンサー一覧が発表されています。こちら。

プリンシパル昇格したメンバーの写真は、いかがなものか…
もっと素敵に撮れた写真があるだろうに。
ナチュラル感を狙って、練習中の写真を使ったのでしょうが、全身写真ならともかく、顔だけ切り取ると、汗まみれのスッピンに近いから、小野さんとか気の毒…

バリノフ君とか、昔NHKのドキュメンタリーで取り上げられていた泊陽平君とか、登録になってしまいました。バリノフ君のキュートな道化が見られなくなるなんて悲しいもうやだ〜(悲しい顔)やはりロシア系は排除なのか?

ファースト・ソリストは「重要な役をいつも踊って、時々は主役も踊る人」という位置づけだと思いますが、この何年か主役を踊っていないけど、今までの功労賞で入った…という人もいますね。
ファースト・アーティストはベテラン。
アーティストはさすがにバレエ研修所出身者の割合が増えました。



来シーズンオープニングの新作「パゴダの王子」の振付風景の映像もご覧になれます。こちら
パゴダの王子は、面白そうですよ。小野&福田ペアと長田&菅野ペアで振付を作っているようですが、映像を見ると小野さんと長田さんの雰囲気は全然違いますね。


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2011年07月02日

マクミランのテクニック

水曜日は、新国立劇場でおこなわれているバレエ「ロメオとジュリエット」を観に行きました。
詳しいレビューはあとで書く予定ですが、全般的な感想としては、吉田都さんの引退公演だった英国ロイヤルのロミジュリとは、かなり別物であったと言う事です。

特にマトヴィエンコのロメオは、流して踊っている感じで、スティーブン・マックレーのクリアなステップをビデオで見なおさなくては気分が悪くなるほどでした。

そんなわけで、TV放映されたロミジュリを見直してみました。
マクミランのステップって、ロンデジャンブ・アンレール(空中で脚を回す)を多用していると思います。前からぐるっと後ろまで脚を回してからピルエット(回転)につなげたり、その逆回しだったり。
かなり難しいパが多いし、古典だとあまり使われない振付だから、英国でバレエ教育を受けたダンサーじゃないと不利なのかもしれません。

家で三バカトリオのマスクダンスを見ると、マロニー、マックレー、ポルーニンの三人はさすが上手に踊っていますが、ウクライナの王子様ポルーニンは、ロンデジャンブ・アンレールが少々苦手なようでした。
カウント0:43からの踊りを見比べてください。横(アラスゴンド)に上げた後、反対の脚でやるのですが、カウント0:55あたり、ポルーニンは脚を回さずに上げてしまっています。
こちらです。

重箱の隅をつつくわけではないです。ポルーニンもすごく上手なんですが、ロシアンなダンサーにはこのパはちょっと苦手なような気がしたのです。

他にも回転してからそのままアラベスクでフィニッシュ、などの技が多くて(これは熊川哲也さんが上手です)男性の踊りはかなり難しい。

ジュリエットを踊った小野絢子さんは、初役とは思えないほどきっちりと踊りこなしていたし、演技も良かったです。
登場シーンで、人形とたわむれるのがまったく不自然でないジュリエットは初めて見ました。
彼女が良かっただけに、相手役はマクミラン・ダンサーを配して欲しかったです。


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2011年06月23日

スティーブン・マックレーのマスタークラス

ローザンヌ国際バレエコンクールが40周年記念として、世界の6大陸でマスタークラスを開くそうです。

東京では、アーキタンツで、英国ロイヤルバレエプリンシパルのスティーブン・マックレーがクラスを開きます。


7月3日(土)ジュニアは10時から、シニアは12時から

詳細はこちら

マックレーはめちゃくちゃ踊りがうまいから、どんなレッスンをするのか、受けなくてもいいから見てみたい気がします。
残念ながら参加者以外の見学は不可だそうです。

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2011年06月21日

高田茜さんのお手本

ロイヤルバレエの高田茜さんがバレエのパのお手本をしている動画を見つけました。

こちらはアレグロ

すごく軽やかで正確なパを繰り出すのをスローモーションで見られます。
動いている時に字幕でパの名前が出るのが解りやすいです。

他にも、回り物の時のスポットの付け方の動画⇒こちらとか、
グランアレグロ⇒こちらとか、
ピルエット、パドシャ、グリッサードのお手本とか、いろいろやっています。


高田茜さんは10月にロイヤルでオーロラデビューです。
きっと軽やかで愛らしいオーロラを踊ると思います。


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2011年06月20日

マシュー・ゴールディング君

東京バレエ団がボッレの代役として「白鳥の湖」公演の王子に呼んだマシュー・ゴールディング君。
あちこちのブログで、大好評ですね。
NBSのツイッターでも「バレエ界のブラピ!」として、その爽やかさや素直で明るい性格、バレエ団のみんなにチョコレートを買ってきて配るような気遣いもできるいい奴、として紹介されています。

今回の白鳥は観に行けませんでしたが、私もバヤデールを観て、かなり良いと思いました。
水香さんのお相手に、いっそのこと東京バレエ団で引き抜いてしまってはどうかな?彼女のくどさを消すケミストリーがあるし、プロポーションも似合っているし。
あれだけの身長があって、あれだけ踊れれば、貸し出し王子としてもひっぱりだこだから、日本中心にフリーでやっていくのもいいかもしれませんが。

バレエ界のブラピを次回来日の際は要チェックです。

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2011年05月31日

寺島まゆみさんの第1ヴァリエーション

You Tubeに寺島まゆみさんのヴァリエーションがアップされていました。
ドンキホーテの第3幕、第1ヴァリエーションです。こちら

まゆみさんのジュッテは、男性並に高くて、しかもふわっと軽やかなんですよ黒ハート
このヴァリも、特に最後のジャンプがすごいです。

2009年ですから、おそらく新国立劇場オフィシャルDVDBOOK「ドンキホーテ」に収録されている映像と思われます。

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2011年05月25日

祝!ザハロワ復帰

おめでたで休んでいたスヴェトラーナ・ザハロワが、5月16日にロンドンで行われたガリーナ・ウラノワをしのぶガラ公演で復帰したそうです。

こちらのロシアのニュースにちょこっと「瀕死の白鳥」を踊る映像と、インタビューが写ります。
瀕死は1:45ぐらいからですが、以前より痩せて、インタビューを見ても頬がこけてげっそりした感じです。子育て疲れかしら。

いずれにしても、ちゃんと復帰してくれて嬉しい。
この公演を観た人のブログを読みましたが、とても良かったそうです。
日本では新国立劇場での来シーズン「白鳥の湖」が決まっているから、久々に見ることができます。前回はいきなりキャンセルだったから、今度こそ。
以前はときどき手抜きで流して踊っていることもありましたが、出産して良い方へ変化して、〈踊ることのできる喜び〉を感じているのではないでしょうか。

おかえりなさい、ザハロワ

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2011年05月19日

ブラック・スワン

昨日映画「ブラック・スワン」を見てきました。
うーん、もっと面白いのかと思っていたらさほどではなかった。

この映画の一番ダメな所は、バレエ映画みたいに宣伝しているくせに、バレエシーンをきちんと見せてないところではないでしょうか。
舞台シーンは遠景すぎるしボケてるし短いし、リハーサルシーンは、ナタリーの顔と手ばっかりで、ぐるぐるカメラが回るので何やっているかわかりゃしない。
ナタリーのアップのところの振付は、足を上げたり回ったり飛んだりせずに移動するパだけ。

この監督は、バレエに対する愛はおろか、リスペクトもあまり感じられない。
バレエダンサーの日常や裏話には関心があるのかな。だからあのようなエロいシーンも入れているのでしょうが、目指すものを掴むために精神に異常をきたすほど自分をつきつめるアーチストを描いているのであって、別にバレリーナじゃなくても、役者とか、画家、作家だとしてもあのままあてはめられるようなものだと思います。
舞台がバレエである必然性はあったのかな、と。
バレエにするなら、もっと、主人公がなぜそれだけバレエに囚われているのか、その理由として、バレエの美しさ、魅力を描かなくてはいけなかったと思います。


思えば、ハーバート・ロス監督の映画「愛と喝采の日々」は、バレエへの愛にあふれていました。
天才バリシニコフの妙技が堪能できるし、主役もバレエダンサーだったから、美しいロミジュリのパ・ド・ドゥもあり、ラ・バヤデールの影の王国の、つづら折りになって影たちが降りてくるシーンもあり、〈バレエの美しさ〉を観客に伝えていたと思います。

前の記事に書いたボディ・ダブルについては、違和感は感じませんでした。
とにかくナタリーの顔が良く見えるバレエシーンは全部顔と腕だけだったので。
エンドロールをさらっと見たところ、サラ・レーンは「lady in the lane(通路にいる女性)」とだけクレジットされているようです。
せめてダンスシーン協力、ぐらいのクレジットをつけてあげればよかったのにと思います。


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2011年05月15日

ブラックスワンのボディダブル

現在公開中の映画「ブラック・スワン」で主役のナタリー・ポートマンのボディダブル(替え玉)を務めたABTソリスト、サラ・レーンが、「全身で踊るシーンではナタリーが踊っているのは5%しかない」とマスコミに訴えたそうです。

この映画ではナタリーが1年半に渡るバレエの特訓をして、本職のプリマにも劣らないレベルで踊っているかのように宣伝されていて、ナタリーはアカデミー主演女優賞を獲得しました。

サラ・レーンの暴露話は、この映画に出演し振付もしているベンジャミン・ミルピエがLA Timesで「サラの吹き替えシーンは足先と、フェッテと、スタジオで撮ったシーンだけで85%はナタリーがやった」という発言に対して憤慨してのことらしいです。

サラの発言に対して、監督のダレン・アロノフスキーは「編集者に調べさせたが、139のダンスシーンのうち、サラが踊っているのは28シーンだけ。あとはナタリー」と言っていますが、これは腕と顔だけのシーンも含めてのことなので、全身のダンスシーンがいくつあるかは言及していません。

私は予告編だけしか見ていませんが、ちらっと見ただけでもナタリー・ポートマンはプロレベルではないとすぐわかりました。いくら子供の頃にやっていたとしても、1年半ぐらいの訓練ではバレリーナらしくする肉体改造も無理でしょう。
オスカーを取らせたいから、必要以上にナタリーの努力を宣伝していたようですが、サラ・レーンは22年間バレエを精進しているわけですからね。ジャズダンスやモダン、ヒップホップならば短い期間でそれなりにできるでしょうが、クラシックバレエだけはそういうわけにはいかないと思います。

映画のクレジットでサラレーンは「ハンドモデル」「スタント」「通路を歩く女」となっているそうですが、きちんと「ダンスシーンはサラ」と表示してあげるわけにはいかなかったのでしょうか。

こちらの動画で、CG処理でサラの顔をナタリーにすげかえるところを見ることができます。
「ブラックスワン」はスリラーだそうですが、これは映画のネタバレにはなりませんので安心して見てください。

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2011年05月11日

新たな踊りを求めて バレエダンサー・首藤康之 バリ島

NHKBSプレミアムで昨晩
旅のチカラ「新たな踊りを求めて バレエダンサー・首藤康之 バリ島」という番組を観ました。

首藤さんが、バリ島に旅をして、バリダンスの大物マンブット氏から男性舞踊を習う、というドキュメンタリーです。
マンブット氏は丸顔でお腹もぽっちゃりしているおじさんで、世界的舞踊家という感じは全然しません。
彼から戦士の踊りを習うのですが、最初はまるでできずにダメだしをくらいます。

まず、腰を動かしてはいけない。腰を動かすと女性舞踊になってしまう。
そして肘は常に手より上になくてはならない。

この二つが大変なのです。
バレエでは常に腰を移動して動きますし、肩はなるべく下げて首を長く見せるようにします。
ところがバリダンスではあの独特の手の動きをするときに、肩を思いっきり上に上げるのです。
首藤さんは肩を上げ続けていると痛くなるようで、「ああ、だめだ」と中断しては何度も苦しそうに肩を回していました。
見ているこちらも肩がこりそうな感じでした。

毎日レッスンをして、マンブット氏の子供達とお絵かきをしたり、隣村のお祭りに参加したりするうちに、首藤さんは、バリダンスが観客にではなく、神にささげられている踊りということを理解していきます。

その昔、バリ島は自然災害が続いて、とても人間が住めるようなところではなかったそうです。そこで人間は神を鎮めるためにお供えをするから、どうぞ住まわせてください、とお願いして、やっとこの島に住めるようになったそうです。バリの人は毎日島中のいろいろな所にお供えをしますが、バリダンスもお供えの一部で、神にささげられるものなのです。

マンブット氏の息子二人も2歳ぐらいから踊りを習っています。4歳と11歳の息子達はすごく上手で、びっくりしました。

1週間ぐらいの滞在の最後に、首藤さんは村の舞台で、メイクと衣装をつけて村人たちの前でバリダンスを披露します。マンブット氏の子供達も一緒です。

最初はあまりにもバレエとかけはなれた動きにとまどって、なかなか振付を覚えられなかった(バレエ風のノ―テ―ションをノ―トに書いたり、宿で自習したりして苦労していました)首藤さんですが、最後の舞台では立派な踊りを披露し、マンブットさんにも褒めてもらえました。

「今までは、舞台というのは、観客の為に踊るものだったけれども、ここでは、空があって大地があって、その中で一体となってただ踊る。初めの方はすこし振付を意識したけれども、これだけ何も考えずにただ踊ったのは初めて。僕の踊りを観てどう思うかなんてまったく関係ないんだと思えた。」

15歳からプロとして25年のキャリアがある首藤さんは、やはりいつも観客の為に踊ることを意識してきたのでしょう。けれどもバリダンスは観客にではなく神にささげる踊り。
まったく違った視点で踊ることによって、首藤さんの中の何かが変わったようです。


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面白い番組でした。
再放送は12日(木)8:30〜9:30AM
14日(土)7:45〜8:45AMだそうです。
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2011年04月26日

4月30日のBSプレミアム

4月30日(土)午後11時30分〜3時30分
NHK BSプレミアムシアターで、4月6日にパリのシャンゼリゼ劇場で行われた「HOPE JAPAN」というガラコンサートが放送されます。

ロンドン在住のYOSHIさんのブログを読むと、当日のプログラムがわかりますが、このガラはシルヴィ・ギエムが企画して呼びかけたもののようです。

ギエムはラッセル・マリファントとTWOを、
ニコラ・ル・リッシュとアパルトマンのパ・ド・ドゥを踊ります。
バレエだけでなく、ピアニストのアルゲリッチなどクラシックの音楽家たち、
コメディアンや、デザイナーの高田賢三氏も出演したそうです。

NHKの放送は、このコンサートだけでなく、震災にささげる曲目が演奏されたベルリン・フィルの定期演奏会、2008年のサイトウ記念フェスティバルの映像も放送されるようです。


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2011年04月20日

新国立劇場バレエ「アラジン」映像

ゴールデンウィークに上演される新国立劇場バレエ「アラジン」の特設ページでダイジェスト映像を観ることができます。こちら
アラジンが八幡顕光さん、プリンセスが小野絢子さん。
ダイジェストと言ってもかなりたっぷり、お話がわかるようなつくりで見ごたえがあります。

アラジンはお話も解りやすいし、ワクワクする装置やらの仕掛けもすごいし、バレエを良く知らない人でも気軽に楽しめるファミリー・エンターティンメントだと思います。

お子様連れで行くのにぴったりだけど、チケットの売れ行きはあまり良くないようです。
ゴールデン・ウィークという設定がだめなのかしら?
むしろ夏休みにやった方がいいのでしょうか。

そういえば、私はキエフ・バレエの「親子で楽しむ夏のバレエまつり」というチケットを買いました!
なぜかというと、さる方に過去生を見てもらったら、私の直前の前世はキエフバレエのバレリーナで、コールドバレエで踊っていたそうです。プリマじゃなくて残念(笑)

だからキエフバレエを見てみなくっちゃということで、VISAカードデスクで横浜公演を買いました。
割引だし、席も12列より前と決まっているし、リハーサル見学もついていてお得感いっぱいです。


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2011年04月10日

Soirée pour le Japon

4月6日にパリでSoirée pour le Japon(日本のための夜)としてHOPE JAPANと名付けられたチャリティーイベントが開かれました。
オペラ歌手やダンサーなどが出演、日本通で知られるシルヴィー・ギエムはニコラ・ル・リッシュと「アパルトマン」のパ・ド・ドゥを踊ったそうです。
この模様がちょっとだけですが、NHKニュースで見られます。こちら
また、NBSのホームページにはギエムからのメッセージが掲載されています。
泣けます。こちら
ほぼ毎年日本でツアーをしているギエムは日本のことをよく知っているのだと思います。

フォーサイスカンパニーのダンサー、島地保武さん(酒井はなさんのパートナー)もソロを踊ったそうです。ご本人のブログに書いてあります。こちら

イギリス在住のバレエ衣装制作者YOSHIさんのブログでプログラムを紹介しています。こちら

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2011年04月08日

「ダンシング・チャップリン」公開迫る!

周防監督が久々に撮った映画「ダンシング・チャップリン」が4月16日から公開されます。
公式HPはこちら
最初は銀座テアトルシネマだけなんですよね。
今日、ダヴィンチの山岸涼子のマンガを立ち読みしていたら、「ダンシング・チャップリンはいままで見たバレエ映画の中のベスト。周防監督は凄い…」というような山岸先生のコメントが書いてあったので、俄然興味が湧いてきました。
あの山岸先生が絶賛しているなら、これは見なくてはなりません!!

この映画は前半が、バレエ映画を撮ろうと色々奮闘する周防監督のメイキング・ドキュメンタリー、そして後半がローラン・プティ振付でルイジ・ボニーノが踊るチャップリンのバレエです。
バレエといっても、純粋なクラシックバレエというよりも、みんなが知っているチャップリンの映画をモチーフにマイムを多用したものらしいので、バレエを知らない人でもきっと楽しめる作品になっているのだと思います。

前半メイキング・後半バレエという構成のことを聞いてすぐ思い浮んだのは、漫画「アラベスク」の中でユーリが撮ったバレエ映画「アラベスク」の事です。
あの映画も、本編のバレエ「アラベスク」の前にユーリとノンナが厳しいリハーサルをする映像を挿入した、斬新な構成が受けた、というような話でした……周防監督、まんまいただいてるじゃないですか!

草刈民代さんは、純粋な古典クラシックを踊るには向かない体ですが、ミュージックホールのショーダンスに近いような、このようなプティ作品はとってもお似合いだし、生き生きとしています。演技もややオーバーだけど、この世界観にはぴったりはまっているようです。

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2011年04月05日

フォーゲルとサラはやっぱり来ない…

来週公演の始まる東京バレエ団「ラ・バヤデール」
ゲストのフォーゲルとサラファーノフは来日しないそうです。
東バのHPにお知らせがありました。こちら
フォーゲルはドイツ政府の渡航自粛勧告を憂慮したシュツットガルト・バレエ団より許可が下りず断念、サラファーノフはリハーサル中に負った膝の怪我のための降板だそうです。(ホントかなあ)

フォーゲルもサラファーノフもバレエ界の宝だから、何かあったら困るとヨーロッパが離さないだろうとは思っていました。

でもびっくりなのは、夫婦共演ではなくて、代役を呼ぶこと!
水香さんのお相手はオランダ国立バレエ団プリンシパルのマシュー・ゴールディング、小出さんのお相手は何とゼレンスキーです!
マシュー・ゴールディングって誰!?
そしてゼレンスキーって、まだ踊れるの?
大御所と若者って感じですが、水香さんは大きいから力のある若者の方がリフトしやすいだろうし、ゼレンスキーは知名度があるから、集客力の弱い小出さんをカバーする作戦なのでしょうか。

東バの写真だとイケメンのマシュー・ゴールディングって、実際どんなの?と検索してみたら、オランダで初めてのソロル役に挑む映像がありました。こちら
なかなか良さそうですよ!!!
楽しみになってきましたるんるん



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