2011年04月01日

放射能って何?

いろいろニュースはあるけれど、目に見えない放射能っていったい何なのか、きちんとした知識を持っていたいと思いますよね。
私の知人が、とてもわかりやすい資料を作ってくれましたので、よろしければご覧ください。
こちら

ぴかぴか(新しい)
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2011年03月31日

キャラクターを作り上げること

震災の影響、特に原発の事故で、海外からのアーティストがまったくやってこない状況になっていますね。
東京バレエ団の4月公演「ラ・バヤデール」は上演予定だそうですが、ゲストのフォーゲルとサラファーノフが来日するかどうかは、わかりません。
来日できない時は、上野&高岸、小出&後藤の夫婦共演になりそうですが、私はそれでも観に行きたいと思っています。
こんな時だからこそ、たとえゲストが来なくても公演をして、芸術の力で私達を癒して欲しいと思います。多かれ少なかれ、このところのニュースを見ているだけで、誰でもストレスがたまっているはずです。

ところで、イギリス生活情報週刊誌ニュースダイジェストの「バレエの細道」という記事で、英国ロイヤルバレエの蔵健太さんが、新作「不思議の国のアリス」のカエル役を作り上げる時の様子を書いて下さっています。こちら

ステップは振付家のウィールドンが作るけれども、演技の方は好きにやっていいといわれ、まったく初めて造られた役なので、蔵さんがあれこれ模索して、自分の子供時代の事を思い返したり、どこかに日本的な味付けをしたいと工夫したりする話がとても興味深い内容でした。

同じくニュースダイジェストの記事では、福島原発からの放出された放射性物質が、イギリス上空でも検出されたと報じています。検出されたのはヨウ素131で、通常時の27倍だったとか。
微量なので健康に害はないそうですが、スコットランド、アイスランド、ドイツでも検出されているそうで、そんなにあっという間に地球規模で広がっていくのだと驚きました。

現代のコペルニクスor異端の教授と言われる中部大学教授、武田邦彦さんが原発について話している動画を見ると、本来安全であるはずの原発が利権と政治によってゆがめられ、今回のような事になっているのが解ります。こちら

武田教授のサイトに、原発に関する記事もいろいろあります。こちら


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2011年03月21日

吉田都さんのチャリティーガラ

NHKを見ていたら、吉田都さんが呼びかけてロンドンで行われたチャリティー・ガラのニュースがありました。こちら

20日にロイヤルオペラハウスで急遽行われた公演で、前半は音楽学校の生徒の演奏、後半はロイヤルバレエのダンサー(主に日本人)によるバレエだったそうです。
ニュース映像にはユフィさんが踊る白鳥の湖がちょっと写っています。素敵ですね。彼女のオデットをぜひ観たいものです。

熊川哲也さんは個人で1000万円赤十字に寄付したそうです。
今回の地震で公演ができなくなったりと痛手もあるでしょうに、さすがです。

昨日は、久しぶりにバレエのレッスンに行って汗を流してスッキリしました。
地元のお教室はまだ再開されていないのです。
子供の場合はしょうがないですが、大人のクラスは自己責任ですから、計画停電の時間に入っていない時はレッスンをやって欲しいと思います。

ガソリンも販売制限がなくなったようだし、スーパーではパンもお米も並んでいるようだし、そろそろ通常モードになって、これからのことをしっかりと考えたいです。

ぴかぴか(新しい)


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2011年03月15日

新国立劇場バレエ「ダイナミックダンス」公演中止

新国立劇場が上演予定だったバレエ「ダイナミック・ダンス」は全公演中止だそうです。
バレエに限らず、オペラなども、3月中の公演はすべて中止だそうです。
チケットの払い戻しは窓口では取り扱わず、郵送のみだそうです。こちら

ダイナミックダンス、キャストに色々不満はありましたが、マラソン演目と話題になった「イン・ジ・アッパールーム」を観たかったので残念です。
国立劇場ですし、この状況下では電気を大量に消費する公演の中止はいたしかたないと思います。

状況が落ち着いたら、芸術の癒しの力が大いに必要とされる時期が来るでしょう。


チケットを払い戻しするよりも、持ち主から申し出があれば被災地支援の募金にするという選択肢は作れないのでしょうか。
新国立のHPから提案してみます。

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2011年03月02日

映像情報

3月19日(土)午後11時〜3時にNHK BS ハイビジョンのプレミアムシアターでロイヤルバレエ公演の放送があります。


◇英国ロイヤル・バレエ公演 バレエ「ラ・バヤデール」
【演 目】バレエ「ラ・バヤデール」
【出 演】
英国ロイヤル・バレエ団
(ニキヤ)タマラ・ロホ
(ソロル)カルロス・アコスタ
(ガムザッティ)マリアネラ・ヌニェスほか
【作 曲】ミンクス
【管弦楽】コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
【指 揮】ワレリー・オブシャニコフ
【振 付】マリウス・プティパ
【演 出】ナタリア・マカロワ

【音 声】5.1サラウンド

収録:2009年
コヴェントガーデン王立歌劇場

◇英国ロイヤル・バレエ公演 バレエ「オンディーヌ」
【演 目】バレエ「オンディーヌ」(全2幕)
【出 演】
英国ロイヤル・バレエ団
(オンディーヌ/水の精)吉田 都
(パレモン)エドワード・ワトソン
(ペルタ)ジェネシア・ロサート
(ティレニオ)リッカルド・ケルヴェラ
(隠者)ゲーリー・エイビスほか
【管弦楽】コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
【指 揮】バリー・ワーズワース
【音 楽】ハンス・ウェルナー・ヘンツェ
【舞 台】リラ・デ・ノビリ
【照 明】ジョン・B・リード
【振 付】フレデリック・アシュトン

収録:2009年6月3日(水)、6日(土)
コヴェントガーデン王立歌劇場


これは必見ですね。
今、BSハイビジョンでこの番宣をやっていて、ナビゲーターに神田うのさんが出演してコメントしていますが、バヤデールでニキヤを踊るタマラ・ロホのことを「とにかく回転とバランスが世界トップクラス。これから表現力が付いてくるともっと楽しみなバレリーナ」と紹介していました。
う〜ん、タマラはすでに表現力もたっぷりあると思いますけれど、この言い方だと技術だけでまだまだみたいなニュアンスに聞こえるので、「それは違うでしょ!」と突っ込みたくなります。

うのさんは、ロイヤルバレエの大ファンで、来日公演の時は必ず全演目を観るそうです。
昨年の来日公演では私は見かけていませんが、確かにNBSのバレエ公演にはよく来ています。


映像情報として、もうひとつ紹介したいのは新国立劇場の情報センターです。
新国立劇場情報センターは劇場の5階にあり、誰でも無料で利用できます。

特に素晴らしいのは、新国立劇場で行われた過去のオペラ・バレエ・演劇の公演記録を観られる事です。
資料はときどき補充・入れ替えがあるようです。
最近やっと新しい映像が入って、バレエでは「牧阿佐美版くるみ割り人形」デヴィット・ビントレーの「アラジン」などが新たに観ることが出来るようです。
その反面、寺島ひろみ&山本隆之のペアによる「ライモンダ」など、以前見られた公演の映像のいくつかは観られなくなったのは残念です。

大画面で見るビデオシアターは、3人以上で利用できるので、友達同士で集まれる場合は、こちらを使うと楽しめます。おしゃべりしながら観賞は、普通ではできないことですしね。
土日は予約がとりづらいようですが、平日は空いていると思います。


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2011年02月08日

ローザンヌコンクールの結果

ローザンヌ・コンクールの結果と今年の傾向などがswissinfoに掲載されています。こちら

スカラシップを取った日本人2人のうち、加藤静流君は、去年のバレエフェスティバルの時、カルメンの子役で出ていましたが、すごく上手で記憶に残っています。

ファイナルの踊りもとってもチャーミングで、このまま素直に身長が180センチぐらいまで伸びればいうことなし!

堀沢さんは、出てきた瞬間「ちっちゃい!」と思ったけど、軽やかなスワニルダでマイムと踊りが交互に出てくる面白い振付で、しかも難しいテクニックも盛り込んでいて見ごたえがあったし、コンテンポラリーはまた全然別の雰囲気で良かったです。


1位でゴールドメダルをもらっていたマヤラ・マグリさんは、雰囲気が可愛くて、いつまでも見ていたくなるような人を引き付ける魅力がありますね。
踊りもとっても音楽的だし、身体能力も高い。衣装もかわいかった〜るんるん
愛嬌のある丸い鼻をもう少し細く整形したら、コジョカルそっくりになりそう。

swissinfoの記事を読むと、日本人のダンサーの中には、審査の中で4分の1のウェイトを占めるコンテンポラリークラスの練習で、おじけづいてしまって消極的になっていた子がいたという事です。
ローザンヌコンクールに参加するなら、その前にコンテンポラリーのレッスンを何度か受けた方が良いと言っています。
今回、このようなコメントが載せられたのは、やはり大川航矢君のことがあるからでしょう。
あれだけクラシックがずば抜けていたのに、ファイナルに行けなかったのは、素人目にはすごくおかしく思えますもの。
ファイナリストの踊りを見ても、大川君の準決勝の踊りよりクラシック、コンテともども上と思えない人もいましたしね〜。


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2011年02月06日

ローザンヌ決勝へ

もうすぐローザンヌコンクールの決勝が始まります。
残念ながら、私が推していた大川航矢君は、ファイナルに進めませんでした。

彼はクラシックは断トツに上手だったし、あれだけのテクニックの持ち主はそうはいないと思います。
敗因は、コンテンポラリーがうまくできなかったことでしょうね。
ファイナルへの審査は、クラシック、コンテンポラリー共に、舞台で衣装をつけての演舞だけでなく、それぞれのクラスレッスンも対象になり、その割合は、クラシックとコンテ半々だそうです。

大川君は、ビデオブログで言っていたように、コンテンポラリーはやったことがなくて、課題曲も模範演技のビデオを見て自分で覚えたそうです。
どうしてもクラシックの動きが抜けなくて、コンテもきれいに踊ってしまっていました。
もっと乱暴に感じるぐらいのムーブメントが必要だったかもしれません。

ボリショイ学校に留学中だそうですが、あちらではコンテの先生はいないんでしょうか。
ヨーロッパではクラシックと同時にコンテンポラリーも踊れるダンサーが求められていますが、ロシアはだいぶ事情が違うようです。(これはクラシック好きの日本でも同じですが)

大川君の踊りをみていて、私などは、これは熊川哲也の再来!もしかしてゴールドメダル??
な〜んて思っていたのですが、見事にスカされました。

時代はあのころと変わっているんですね。
熊川哲也さんのローザンヌ時代は、今ほどコンテンポラリーが重視されていなかったという事です。

しかし、これって…
山岸涼子の「テレプシコーラ第2部」で、クラシックはすごいのにコンテを甘くみていて、決勝進出できなかった茜ちゃんそっくりですね。

まあ、大川君なら、きっとバレエ団からスカウトのお声がいっぱいかかる事でしょう。
決勝で見られなかったのは残念ですが、これからどんなダンサーになるのか興味津津です。


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2011年02月05日

ローザンヌコンクール4日目

ローザンヌコンクールも、あっという間に4日目になってしまいました。

前回の記事で紹介した大川航矢君は、青森県のアカネバレエスクール出身。
NBAコンクール1位とか、モスクワコンクール3位とかの受賞歴があり、現在はボリショイバレエ学校留学中だそうです。

ローザンヌのビデオブログでは、ピルエットは6〜7回転が当たり前、ダブルザンレールの連続というサラファーノフの得意技もやっていました。
すごいテクニックの持ち主です。身長が低いのが惜しい!
この4日目の動画では素晴らしい海賊のヴァリエーションを披露しています。
ジャンプの高さにびっくり!

コンテンポラリーはやったことがないらしく、少々苦手意識があるようです。
もっとやればできそうですが、きっとコンクールの期間中に進歩するでしょう。
彼はおそらく決勝まで行くだろうから注目したいです。

コンクールを観戦しているブログを見つけました。面白いですよ。こちら


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2011年02月04日

美しき挑戦者たち――ローザンヌコンクール

2011年のローザンヌ国際バレエコンクールが始まっています。
2月の1日から6日まで。
YOU TUBEのローザンヌチャンネルでは、連日のコンクールの模様をビデオブログを観ることができます。

いつくかの動画では高画質で観られるものもあるので、ぜひ高画質に設定してフルスクリーンで楽しみましょう!

日本人のオオカワコウヤ君(ボリショイバレエ学校に留学中)がビデオブログに取り上げられています。ピルエットが6回がデフォってすごいですね。

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2011年01月24日

ビントレーによる2011/12シーズン演目説明会

2月22日の「ラ・バヤデール」終了後に、芸術監督ビントレーによる来シーズンの演目説明会がありました。
いったんホワイエに出てから、1階のみ、好きな場所でどうぞという感じで、オケピの前にビントレーと通訳、司会は上田or梅田さん(?ビントレーがUEDA-SANと言っていたようですが、よく聞き取れませんでしたが)という方でした。
ビントレーが、私はUEDA-SANに年間に何回公演をするように、と言われてそのままやっているだけだ、みたいなことを言っていましたので、新国立運営財団の責任者なんでしょうかね。

特にメモを取っていたわけでもないので、印象に残ったところを紹介します。

るんるんここのところの世界的不況の影響があり、来シーズンは慎重に、チケットセールスを考えた演目にした。(日本人は、トリプル・ビルよりも全幕物が好きなようだから)
トリプル・ビルはその次のシーズンに入れる予定。

るんるん白鳥の湖については、私以外は飽きていないようだから演目に入れた。(やっぱり、本人的には<しぶしぶ>という感じです)

るんるん「パゴダの王子」はロイヤルのマクミラン版とはまったく違う。
すでに6分間の振付を作った。
音楽のブリテンは、ディベルティスマンに適した曲がたくさんあるのが良い。

るんるん
日本の振付家にすでに依頼をしていて、来来シーズンに大劇場で上演する予定。

るんるんビントレー版「シンデレラ」を新国立で上演する予定はあるか?との質問に対して、新国立にはすでに素晴らしいアシュトン版「シンデレラ」があるから…どうかなぁ…

るんるん眠りはどうするつもりかとの質問に対して、この規模のバレエ団ならば、眠りは上演すべきだけれど、今の版は多少オールド・ファッションだから、新しいヴァージョンの方が良いのではないかな…

とまあ、こんなところで、「パゴダの王子」で主要な役を踊るダンサーも来ていたので、質問をしてみましょう、となったのですが、私は時間がなくて出てきたので聞いてません。

出てきたダンサーは、男性が王子役の山本、菅野、福岡。
女性は女王役の本島、湯川、川村と姫役の米沢、長田、小野。

ファッションセンスが抜群なのはやはり本島さん。
上半身がベロアの黒い袖なしワンピースに長いイアリングがステキでした。
湯川さんもゴージャス系なパステルカラーのミニでドレスアップ。
川村さんは黒のワンピにグレーのボレロをはおっていて、かなり地味でした。
米沢さんは、水玉のニセ襟がついているようなヘンテコリンなワンピース。不思議な趣味です。
長田さんは黒のミニだったかな?小野さんは黒に模様が浮き出たドレスで、結構ステキでしたが、本島さんと比べてしまうと、どこか垢ぬけていない印象です。

本島さんは、やはり踊っている時より私服の方がステキですね。
湯川さんはどっちもステキ。
そのほかの女性陣は、踊っている方がステキ。

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2011年01月23日

マラーホフのチャイコフスキー動画

マラーホフ主演の「チャイコフスキー」感慨にまだふけっています。


ある日エイフマンから、「チャイコフスキー」をマラーホフの為に手直ししてあげるという連絡が来たそうです。

youtubeで探したら、マラーホフ以外の人が踊っているチャイコフスキー動画もありました。

韓国国立バレエです。2010年2月にマラーホフをゲストに迎えて「チャイコフスキー」を上演しました。これはカンパニーのダンサーが主役を踊っている映像のようです。背の高い彼がチャイコフスキー役ですよね。カッコいい。
分身役の人は背が低すぎますね。

エイフマンバレエの映像を見つけたのですが、埋め込みができませんでした。
こちらは第2幕のシーンですが、みんな長身だし、少女役なんて、どちらかというとオバサンですね〜
甘さがまったくない、骨太、辛口の印象ですわ、やっぱり。

こうしてみると、やはりマラーホフが演じるとエイフマンバレエのもともと持っている<重さ>のようなものが格段に軽く、独特のロマンティックな香りがついているのが解ります。
一般受けはこの方が良いかな〜


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2011年01月06日

2011年!

皆さま、あけましておめでとうございます。

今年の楽しみは、ベルリン国立バレエの来日公演、特に「チャイコフスキー」、
そしてバーミンガムロイヤルバレエでの吉田都さんの客演、
夏のABT祭りといったとこでしょうか。
新国立ファンとしては、「ラ・バヤデール」が、芸監交代の影響がどの程度及んでいるかの試金石になると思って少しどきどきしていますし、6月のロミジュリ(何と、Kも6月にロミジュリですよ!)もどんなキャストで来るのか心配です。
バヤデールと言えば、東京バレエも上演しますね。サラファーノフを見ておくべきか…
Kバレエの大注目株、浅田良和さんがロミジュリにキャスティングされていないという件も謎のままです。


ところで、NBSニュースVol287に、タマラ・ロホのインタビューがありまして、なかなか興味深かったので抜粋してご紹介したいと思います。

「眠れる森の美女」について

『眠れる森の美女』の究極のテーマは、バレエの美そのものを見せること。マクミラン作品、もしくはアシュトン作品のように、様々な感情を表現し、物語自体が放つパワーで観客を巻き込むことはできません。
日本庭園のように余分な装飾を取り除いた、シンプルで研ぎ澄まされたテクニックが不可欠です。

ナタリア・マカロワの指導を受けた時に、彼女の身振り手振りを間近で観察し、上半身と腕をより表情豊かに、大きく使うように工夫しました。とはいえ、下半身を別物のように安定させなくては、そのように踊れない。つまり、より高度な技術が要求されるわけです。

レッスンに励み、テクニックを磨くことはバレリーナとして当然の務めですが、漫然と長い時間をかけて稽古するのではく、つねに自分で考え、分析することを心がけています。
自分は何者なのか、何ができて、何が足りないのか。
バレリーナの成長には、思考力が欠かせないのではないでしょうか。


彼女のように完成されたと思える、すごいテクニシャンのバレリーナでも、日々成長しようと思考し悩んでいるのですね。だからこそ、観客に感動を与えることができるのでしょう。

ロホは、ロイヤルで踊るかたわら、マドリッドのルイ・ホアン・カルロス大学で学士号と修士号を取得し、将来芸術監督、ないしはバレエ団の運営をすることを視野に入れているそうです。
ナショナル・バレエ・オブ・カナダでそのための研修をして、芸術監督のカレン・ケインに影武者のようにはりついて、彼女の仕事をつぶさに観察し、裏方のあらゆる部署の人達の話を聞くなどしてきたそうです。

あれだけロイヤルで主役を踊りながら、そんなことまできっちりとやっていたとは驚きです。
スペインに新たにできる国立バレエ団の芸術監督をやるらしいという話もありましたね。
そのための勉強なのでしょうか。

最後にもうひとつ、タマラの言葉
「ダンサーのキャリアは永遠に続きません。次のステップに踏み出す準備をするのは、特別なことではないと思っています。」



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2010年12月28日

2010年のバレエ観賞総括

2010年に観たバレエ公演を振り返ってみました。

るんるん

1月
新国立劇場バレエ「白鳥の湖」川村&ウヴァーロフ
2月
マニュエル・ルグリの新しき世界「ルグリと輝ける世界のスターたち」
新国立劇場バレエ研修所の成果「エトワールへの道程2010」
Kバレエカンパニー「海賊」橋本アリ&東野メドーラ&荒井グルナーラ
東京バレエ団「シルヴィア」ポリーナ&ゴメス
3月
新国立劇場バレエ「アンナ・カレーニナ」ズミエヴィッツ&ヴォロブーエフ&ガブイシェフ
4月
ダンチェンコ記念国立モスクワ音楽劇場バレエ「白鳥の湖」N・ソーモア&プーホフ
東京バレエ団「ザ・カブキ」柄本弾&二階堂由依
東京バレエ団「ザ・カブキ」後藤晴雄&上野水香
5月
新国立劇場バレエ「カルミナ・ブラーナ」ヴィクトリア・マール他
新国立劇場バレエ「カルミナ・ブラーナ」湯川麻美子他
マラーホフの贈り物Aプロ
Kバレエ「眠れる森の美女」熊川&東野
6月
英国ロイヤルバレエ「リーズの結婚」マルケス&マックレー
NBAバレエ団「ジゼル」秋元康臣&ミュリエル・ズスベルギー
英国ロイヤルバレエ「うたかたの恋」ワトソン&ガレアッツィ
「マシューボーンの白鳥の湖」リチャード・ウィンザー&ドミニク・ノース
英国ロイヤルバレエ「ロミオとジュリエット」吉田都&マックレー
7月
新国立劇場バレエ「牧阿佐美の椿姫」堀口&山本
Kバレエ「New Pieces]
8月
乃羽バレエ創立60周年記念「白鳥の湖」寺島まゆみ&清水健太
ローザンヌ・ガラ2010
東京バレエ団「ドン・キホーテ」シムキン&小出
9月
日中友好舞踊歌劇「木蘭ムーラン」
10月
Kバレエ「コッぺリア」橋本&神戸
オーストラリア・バレエ「白鳥の湖」マドレーヌ・イーストー&ロバート・カラン
オーストラリア・バレエ「くるみ割り人形」マリリン・ジョーンズ&レイチェル・ローリンズ
新国立劇場バレエ「ペンギン・カフェ」
Kバレエ「白鳥の湖」松岡&宮尾
Kバレエ「白鳥の湖」浅田&マルケス
11月
日本バレエ協会「バレエ・フェスティバル」
12月
新国立劇場バレエ「シンデレラ」寺島まゆみ&貝川
Kバレエ「くるみ割り人形」松岡&宮尾


るんるん

ちょっとバレエ公演とは違うニュアンスのものもありますが以上で33公演。
新国立とKバレエが7公演です。このほかに発表会やコンクールも観に行きました。

印象に残った公演は、英国ロイヤルバレエの「うたかたの恋」深い表現に感動しました。
そしてKバレエの白鳥2連発です!浅田君の王子デビュー、素晴らしかった。
新国立劇場の「アンナ・カレーニナ」も衝撃的でした!

日本全体の経済状態が冷え込んでいく中、バレエ公演に来る観客の数も減少傾向にあるように感じられます。
3D映像の技術開発で、バーチャルにいろいろなものが手軽に見られるような時代です。
無料で見れるような映像が氾濫していて、わざわざ高いお金を出して劇場に行かなくてもいいじゃないか、という意見もあるかもしれません。
けれども、実際に劇場の空間に身を置いて、その空気に触れ、匂いを嗅ぎ、雰囲気にひたることは、五感のみならず魂までも刺激を受けるような体験なのです。
それはバーチャルでは絶対に得られない感動です。

だから、私は劇場が大好き。
たとえ天井桟敷の席でも、これからも舞台観賞を続けていきたいと思います。

ぴかぴか(新しい)








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2010年12月25日

ノワバレエ「くるみ割り人形」

2010年12月23日(木・祝)16:20〜茅ケ崎市文化会館大ホール
金平糖の精 寺島まゆみ
王子 清水健太
ドロッセルマイヤー 輪島拓也
トレパック 八幡顕光
クララ 志摩李々子

乃羽バレエスクールの終業式後に行われた、生徒向けのくるみ割り人形2幕の抜粋版。
省略したところは校長の乃羽ひとみ先生が、幼稚園生にもわかるようにお話してくださいました。

金平糖を踊った寺島まゆみさんは、先日新国立劇場で素晴らしいシンデレラを踊りました。
キラキラしたプリンセスオーラを纏って登場し、やわらかくも凛とした美しさのある金平糖でした。
まゆみさんといったら、何といってもジャンプが絶品ですが、グラン・パ・ド・ドゥのコーダで王子とジュッテをするところなど、王子の飛ぶ高さと同じ、いやそれ以上ぐらい高く飛んでいました。
姫としては少々元気すぎる?(笑)でも、いつも踊る楽しさをダイレクトに伝えてくれるまゆみさんです。
すごくいい表情で踊っていて、観ているこちらも幸せな気分になりました。

相手役の清水健太さんも、ふわっとまゆみさんをリフトして、まるで体重がないかのよう。(貝川さんのリフトとは大違い)
優しく、誠実な王子で、こんなにサポートが上手で、こんなに王子らしいのに、なぜKバレエは彼を手放したのか…不思議です。

ドロッセルマイヤーの輪島さんは、マイム中心だったので、もっと踊るとこを観たかったです。
八幡さんはすごいテクニックを披露して会場を沸かせていました。
彼を見て発奮する男子生徒がたくさんいた事でしょう。

まゆみさんは本当に素晴らしいです。今旬のダンサーです。
もっと主役を踊るところを観たいと思いました。


ぴかぴか(新しい)


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2010年12月17日

空腹は気持ちいい

「空腹は気持ちいい」
この言葉にハッとしたのです。

これは、東京バレエ団のプリンシパル、井脇幸江さんがブログで書かれていた事です。

井脇さんと言えば、古典ではジゼルのミルタや白鳥のスペイン、ドンキのジプシー、ベジャール作品では春の祭典の生贄やバクチなど、役に求められるものを深く理解して表現できる貴重なダンサー。

そして指導者としても、自分自身探究心を常に持ちながら生徒を導いてくれる素晴らしい教師。
私も以前、夏期講習で「目からウロコ」の事をたくさん教えていただき、いまもそれがすごく役に立っています。

井脇さんのブログ「バレリーナが教えるバレエのコツ
には、レッスンの前にすべきこと、してはいけないこととか、教育者として生徒を指導する心がまえとか、あるいはご自身の食生活から、舞台メイクの仕方まで、じっくり読むとすごくためになることが満載です。

中でも、井脇さんのダイエット方法は、すごく参考になりました。
“飢餓への恐怖心”を捨てて、今自分の体が欲しているものに敏感になる。
朝食は食べなくてはいけない、などの常識を捨てて、自分のコンディションは自分で整える。
have toねばならないではなく、want toこうしたいを大切にする。

井脇さんの場合は、穏やかな空腹感のある状態が気持ち良いそうです。

なるほど…
たしかに、お腹一杯食べてしまうと、血流がその消化の為に胃腸器官に行ってしまって、脳がボーッとしてしまいますが、腹6分目ぐらいにおさえておけば、脳の血流が少なくなることもなく、頭はスッキリしたままですよね。

私も何度もプチ断食しましたが、一時的にすごくおなかがすいても、ある段階をすぎれば、それほどつらくなくて、むしろ胃のあたりがすっきりしている、と感じた事があります。
それを、「空腹は気持ちいい」という言葉にしてもらうと、ああ、そうだったか!
空腹=つらい、とネガティブにとらえるのではなく、ポジティブにとらえるという方法があったのだ、とまさしく目からウロコが落ちました。

これから年末年始の激太りシーズンなので、この言葉を念頭に調整しなければ。


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2010年12月01日

ビッグカップル誕生

東京バレエ団の上野水香さんと高岸直樹さんがご入籍されたそうです。
東京バレエ団ニュースで発表されています。こちら

もともと上野さんは背の釣り合う高岸さんというダンサーがいることもあって、東京バレエ団に移籍してきたんですよね。
テレプシコーラでの山岸涼子先生との対談では、「ミロノフ先生募集中です」と言っていましたっけ。
キャリアでも年齢でも水香さんより上の高岸さんですから、これから彼女を良い方向に導いていってほしいと思います。このお二人のパートナーシップなら、ゴージャスな踊りになることでしょう。


るんるん

ところで、11月のWOWOWのバレエ特集で放映された「草刈民代最後のジゼル」を観ました。
2009年1月の収録だそうですが、今更ながら草刈さんの、あまりの踊れなさにびっくりしました。
ピルエットは外回りも内回りも1回半しかできないし(やる前にすごい意気込みが見えるにもかかわらず)、脚も上がらないし、ポワントのキープもほとんどできず、シャンジュマンも高さがなく足先も伸びていない…

1幕のジゼルのヴァリエーションでは、ずっとポワントで踊れないので振付変更していましたし、2幕のパ・ド・ドゥのリフトも少なかったような…
彼女の脚はアンドォールしていなくて、アラベスクの時に膝が真下を向いているのが厭なんですが、ジゼルはスカートが長い衣装なのでそれは目立たなかったです。

舞台映像の前の解説で、本人みずから、ジゼルはテクニックが少なくてすむ演目だと言っておりましたが、それにしてもあんまりだがく〜(落胆した顔)

回りのコールドの女の子の方がよっぽど上手ですよ。
草刈さんがジゼルらしく踊れていたのはパドブレだけです。
狂乱の演技は良かったです。

私は草刈さんがバレリーナ引退後にやっている俳優の仕事では、なかなかいい味だしていると思うのですが(龍馬伝、もちろん見ていました)、こんなに踊れなかったのなら、もっと早く引退して俳優の仕事をやるべきでした。

足は靭帯がぐらぐらで満身創痍の状態だったようだし、無理してクラシックを踊ることはなかったのに、ヘタに知名度があるから、引き際が難しかったのでしょうか。
それともダンナが映画を作る資金源として稼がなくてはならなかったのでしょうか。

いずれにしても、「日本を代表するバレリーナ」という称号が彼女から消えてよかったです。

ぴかぴか(新しい)
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2010年11月20日

ロミジュリを観る脳

昨日NHKで放送された吉田都さん主演の「ロミオとジュリエット」
吉田都さんのロイヤルバレエ引退公演を録画したもので、私も観に行きました。
あの公演が素晴らしかったので、放送されるのを心待ちにしていたのですが、
TVの映像ではあの感動の10%ぐらいでした。

親が決めた結婚相手のパリスが近付こうとする時、都さんがどんなにスッと空気の動きのように絶妙のタイミングで離れていったか、マックレーがどんなにびっくりするぐらいのスピードで乳母の周りをシェネで回ったか、都さんがどんなにパリスとの結婚を嫌がってお父さんに全身全霊で歯向ったか、そして絶望の淵でベッドに腰かけていたあの数十秒で、いかに表情が変わっていったか…

劇場で感じたあの興奮と驚きの数々を、TVで感じることはできませんでした。
ただ、「ここはこういう振付だったんだ」とか細かい部分を再確認できたのですが。
どうしても分析的に見てしまいますね。

劇場で観る時は感性の右脳を使っていて、TVで観る時は論理的思考の左脳をより多く使っているのかもしれません。

やはり舞台は劇場で観るのが一番!
どんな席であろうとも雰囲気は共有できます。


るんるん

私は映像で観るのは、公演の収録よりも、舞台裏を覗けるドキュメンタリーが好きです。
WOWWOWで放映していた「オレリー・デュポン輝ける一瞬に」を観ました。
オレリーが出産の前、そして後に取り組んだ舞台の内幕。

出産後の復帰舞台となる「ライモンダ」のリハーサルで、「もうこれ以上トゥで立っていられない」と、オレリーは何度も弱音を吐きます。
このドキュメンタリーでオレリーは結構弱音を吐いていて、出産前の白鳥のリハーサルでも、32回のフェッテができない、特に後半がつらいと言います。
そうするとコーチが「大丈夫。衣装をつけて舞台に立てば、アドレナリンがでて上手くいくわよ」と言うんです。

これってちょっと面白いと思いました。
日本だと、舞台に出るとアドレナリンが出てうまくいく、というよりは、緊張して上がってしまって実力が出せない、というケースが多いのではないでしょうか。
年間150公演もやっているパリオペだから、たま〜にしか主役をやらせてもらえない日本とはまったく事情が逆なんですね。

るんるん

それからやはりwowwowで放映された「エトワール」
何度も見ていますが、もう10年前の映像なんですね。
ルグリやオレリーやマリーアニエス、エレオノーラやらジョゼやら、みんな若い!
そうそう、上に書いたオレリーのドキュメンタリーでは、ルグリの引退公演の映像もありました。
ルグリとオレリーの「ル・パルク」のリハーサルシーンもあって、あの長〜いキスをしながらジャイアントスイングの振付を何度も練習していました。
その引退前の渋いルグリと、この「エトワール」での油の乗りきったルグリ。
どちもステキです。

ぴかぴか(新しい)



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2010年11月09日

ローザンヌコンクール2011参加者決定

もうそんな季節なんですね。
来年1月に開かれるローザンヌ国際バレエコンクールの出場者が決まりました。

日本からは女子12人、男子4人。
中国からは女子6人、男子9人、日本と中国はダントツに多いです。

今年もクラシックヴァリエーションは例年通りの演目で、コンテンポラリーは昨年のキャシー・マーストンとクリストファー・ウィールドンの作品が選ばれました。


昨年あたりからYOUTUBEを利用しての動画発信も多くなったので、コンクールが近付くにつれ楽しみが増えますね。

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2010年10月28日

新国立劇場バレエ団の変容

昨日は、新国立劇場バレエの2010/11シーズンのオープニングでした。
ビントレーのお手並み拝見と、私もさっそく駆けつけました。
きちんとしたレビューはそのうち書く予定ですが、その前にいくつか感じたことを…

※シーズンオープニングというのに、レッドカーペットもないし、スパーリングワイン&ジュースのサービスもありませんでした。(業務仕訳の影響でしょうか)暗めのホワイエに、ビントレー新監督をはじめとする関係者が地味に立っていました。華やかさまったくなし。さみしかったです。

※ホワイエは、生物多様性を保護しようという展示と、寄付箱がありました。
これは「ペンギン・カフェ」にちなんでのものと思われますが、説明する人もいないし、誰も興味をもっていませんでした。

※パンフレットは、今までのようなシーズンガイドはなくなり、演目のパンフのみ1000円でした。
中にソリストの紹介が稽古中のモノクロ写真つきで掲載されていて、その写真がホワイエの売店で1枚300円で売っていました。
小野絢子さんのようにかわいく撮れている方もいましたが、なぜこの表情で?と思われるような瞬間のダンサーさんもいて、このやり方はどうかと思いました。
ダンサーは舞台でのプレゼンテーションにすべてをかけるものなので、舞台での写真ならば、どの瞬間を撮られてもしょうがないでしょうが、練習中は舞台とは全く別モードで、ほとんどスッピンだったり、汗まみれだったり…素なわけです。

私は稽古中のダンサーはすごく美しいと感じるし、舞台裏のドキュメンタリーも大好きですが、「ブロマイド」として売り出すものは、やはりダンサーがお客に見せる顔として準備しているものであるべきではないかと思うのです。

売店で私がその写真を見て顔をしかめている横で「わぁ〜、この写真、みんなカッコイイ〜!」と言っている若い方もいたので、私なんて頭が固いのかもしれませんが、でもダンサー自身は、そのあたり、どうなんでしょう。あの写真が売られているということに、納得しているのでしょうか。

※舞台の事にもふれておきましょう。
シーズン・オープニングの演目というのは、そのシーズンの方向性をプレゼンテーションするものであるわけです。
それからいうと、私が初日を観て感じたのは、新国立劇場バレエ団は、以前の「美しいクラシックバレエを踊る団」から、「いろんなダンスを踊る団(クラシックバレエも含めて)」になってしまったな、という事です。

今回のトリプル・ビルでは、2つ目のシンフォニー・イン・Cの女性はトウシューズを履いて踊りますが、1つ目の「火の鳥」は、トウシューズを履くのは火の鳥だけ、最後の「ペンギン・カフェ」ではノミだけです。かなりトウシューズ率の低いプログラムです。

「火の鳥」は、バレエ・リュッスの古臭い香りがぷんぷんするし、「ペンギン・カフェ」に至っては、バレエでさえなくて、ショーダンスでしかありません。
シンフォニー・イン・Cはバランシン振付ですからネオ・クラシックですが、まともにバレエと呼べるのはこの演目だけで、しかし以前に比べコールドもばらばらだし、なんだかみんなバレエが下手になってしまったように感じました。



10年かけて作り上げた「美しいクラシックバレエ」の伝統はどこへ?たらーっ(汗)

こんなことでいいのか新国立劇場バレエ!?あせあせ(飛び散る汗)

ぴかぴか(新しい)








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2010年10月26日

吉田都@NHKプロフェッショナル仕事の流儀

吉田都さんのロイヤルバレエでの最後の日々をとりあげた
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」を見ました。

コベントガーデンでの最後の公演となった「シンデレラ」のリハーサル、何度も踊った得意の演目なのに
「振付が完全に体に入っていない、時間がない」
とあせる都さん。
「そんな風にみえない。大丈夫よ」
とコーチが言っているにもかかわらずです。

そして、リハーサルが終わったら速攻でアイスボックスに行き、大量の氷で左ひざと腰を冷やす。

左ひざは以前に怪我をしていて、腰も爆弾をかかえている。


そして練習の合間には、ピラティスでインナーマッスルを鍛えたり、マッサージを受けたり。
マッサージを受けるのもすごく苦しそう。

股関節の痛みで整体トレーナーのところに行く。その後も納得がいくまで練習、練習。

股関節の痛みは公演前日にはさらにひどくなり、痛みどめを打つほどに。

もう限界かと思うほどだったが、ロンドンでの舞台は無事終了。

ご主人と束の間の休日に、散歩をする都さん。
「とにかく無事に舞台が終わってよかった」と言うご主人。
ご主人はいつも一日中、夜中までパソコンで仕事をしているそうです。

そして来日公演のロミジュリのリハーサル。
バルコニーのシーン。上体をそった形での高いリフトが
「あ〜〜腰が、腰が〜〜あせあせ(飛び散る汗)」腰が痛くてリフトに耐えられない。

「大丈夫?リフト無理しないで」と相手役のマックレーが気遣う。

都さんを最初に見出したピーターライト氏(バーミングロイヤルバレエ名誉監督)がリハーサルの見学に来る。
バルコニーのシーンを見た後で、「技術的には完璧。でも情熱が足りない。カゴの中にはいったライオンみたい。もっと情熱を表現して」と二人に伝える。
やっぱりピーターに見てもらうと違う。来週スティーブン(マックレー)と相談する、と喜ぶ都さん。

そして、ラストシーンのリハーサル風景。
都さんはジュリエットがロミオの死を知って自殺するところの演技が納得いかないと何度も何度もやり直す。
するとコーチはこう言う。
「舞台に出ればインスピレーションが湧いてどうすればいいかわかるわ」
こうしなさい、とかああした方がいいとかの具体的なアドバイスはない。

日本に出発する前日、都さんはロイヤルの自分の楽屋を引き払う。
壁に貼ってある写真や絵をすべてはがして鞄につめる。
そして、何もなくなった自分のスペースに座り、
「ここにいたんだ……ほこりがいっぱい」
(置いてあったものをどけたら、埃がたまっていたという意味です)

来日してからのリハーサル。
まだ最後の自殺シーンでどのようにするか迷っている。
「ロミオをもっと長く抱いていた方がいいのかしら?」
コーチは言う。
「あなたのやりたいようにやっていいのよ」

そして、いよいよロイヤル引退の日が来た。
「良く眠れましたか」との質問に、
「夢を見ましたね。おばあさんが出てきて、あなたの踊り嫌いって言うの。
そういう人いっぱいいるんだろうけど、何もわざわざ言わなくても…て思った(笑)」

開演前の舞台袖で、コーチは「楽しんで楽しんで楽しんで」と都さんに言い、
芸監のモニカ・メイスンは「成功を祈っているわ」と声を掛けます。

幕間に都さんは「がんばれ、がんばれ」と自分につぶやきます。

そして最後のシーン、死んだロミオを長く抱いて、ジュリエットは慟哭、そして落ちてある剣が目に入り駆けよって拾い上げ、胸に刺します。
気持ちの移り変わりが良く分かる自然な演技でした。

スタンディング・オベーションのカーテンコール、
そして打ち上げパーティーで番組は終わります。



るんるん


長く厳しかった闘いの日々。

「なんかね、気持ちがおだやかになってきちゃったんですね。
そんな気持ちじゃやっていけないですよ」
群雄割拠するロイヤルでプリマとしてやっていくためには、常にアグレッシブに挑戦するテンションが必要だということだと思います。
もちろん、人と競うことではなく、自分自身への挑戦なのでしょうが。

番組を通じて伝わってきたのは、都さんの軽やかな舞の裏にある努力と労力と限界に来た肉体。

白鳥は、みかけは優雅でも、水面下では、必死に足を動かしているということそのもの。

この番組をみちゃうと、単純に「都さんステキ黒ハート」と喜んで観ているのが申し訳なかったな、という気になってきました。

私でさえそうなんだから、あまりバレエを知らない人なんて、びっくりするでしょうね。

見ごたえのある番組でした。
都さんのロイヤル引退公演「ロミオとジュリエット」はNHK教育で11月19日(金)23時に放映です。


ぴかぴか(新しい)



















posted by haru at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | バレエ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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